KJH76712の日記

南国フィジーに移住しての話題をお伝えします。

「OTA」が大好きで

一説では日本名が「オオタニワタリ」とかいうらしいシダの芽が、フィジーではOTA。これがタロイモの葉っぱに包まれて市場で売られてます。お値段はわずか2F$(100円)。柔らかくゆでておひたし風にいただくもよし、マヨネーズもよく合いますしその両方でもまた美味しい。嬉しい食材です。

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ゆであがってまな板に載せてみると、結構な量です。

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これ、100円なら安いでしょー。しかも美味しい。

南国フィジーはこれからが春になります。

ちなみに、現在(午後10時)お部屋の気温は28℃。暖かくなってきました。

突然の出来事で

家内が亡くなって、フィジーで一人暮らしになってしまいました。しばらくは何もする気が起きず食事もできませんでしたが気力を振り絞って拙宅の建設を見守ってきました。それで、やっと昨日壁のブロック積みとトップビームのコンクリート作業が終わり来週からは屋根の作業に移行するようです。基準となる芯柱が立ったので日本式に「お飾り」をつけてみました。

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道路に面しているので村の人たちが何事かと注目していました。これは「工事の安全と家族の繁栄を祈る神聖なシンボルだ」と伝えたら皆さん大喜び。

完成予想図はこんな感じですが、まだ少し考え中のところもあります。

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自分で設計しました。AUTO CADは得意だったのですがJWWはなかなか慣れることができません。まぁ、無料ソフトだから少々の不便は我慢しなければならないでしょう。自慢は33畳ほどのリビングかなぁ。ってか、これ一人暮らしにははっきり大きすぎますね。作っちゃったんだからもうしょうがありませんが。

よいお天気なのに

フィジーでの家屋建築は5月から11月頃までの乾期がラッシュになるようです。道路をよく見ているとセメントやブロックを積んだトラックが多く行き交っています。ってことで、作業員の確保もタイトになるようです。今日なんかもせっかく良いお天気なのに作業は中断です。どうもほかの現場でタイトな工程をこなしているようです。その、ほかの現場というのが現在借りている家の隣なのです、笑っちゃいますけど。

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月曜から毎日21時までの残業の連続です。フィジアンも残業ってやるんですね。そういえば土曜日も仕事してましたし。焦って仕事を急いでも雑になるばかりだから棟梁に文句を言うのはやめといて、庭でも見て回ることにしました。

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 ここの土は赤土で痩せています。でも、気温が高いので野草はほぼ無尽蔵に生えてきます。ご近所の芝生がきれいなお宅に「芝の種はどこで手に入れたのですか」と聞いたら「勝手に生えてきた」とのこと。・・・さすがフィジー。

園芸用のちゃんとした土は袋入りで売っていますが40kg入りで30F$(1,800円)以上もするんですよー。肥料も結構な値段ですから、家庭菜園も贅沢な趣味かもしれません。ってことで小さな鉢にネギでも植えて楽しもうかと種をまいてみました。

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あとは、水やりしながら楽しみに待ちましょう。

この土は苗床用で、1kg1F$もしたんですよー。・・・元を取らなくちゃ。

拙宅の着工

今月下旬になってやっと、拙宅の新築工事が始まりました。まずは整地から始まって敷地境界の確認と原寸でのマーキングと順調に進み、基礎工事となりました。ここ、フィジーでも地鎮祭らしき催しがあって礎石を埋める際には少し緊張しました。

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基礎工事はいとも簡単で幅40センチのバックホーで溝を掘って、そこに直に鉄筋を敷いてコンクリートを流し込みます。地盤が粘土質で非常に硬いため、地盤が直角に掘れます。ですから、型枠が要らないのです。

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この上に、ブロックを敷きならべてゆくのですが楽しそうに談笑しながらあっという間に何段か仕上げていきます。と、そこまでは良いのですが二手に分かれて進んでいたチームが合流するところで段差ができてしまいました。寸法間違いでしょうか、どうするのか見ていると段差の分は型枠を組んでコンクリートを流していました。大丈夫なのでしょうか?。監督に聞けば「Do'nt worry」とのこと。

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日本ならばブロックを使ったりしませんが、これがフィジーの最も一般的な建築方法と聞きました。地盤は確かに日干しレンガのごとく硬いので大丈夫なのでしょう。

我が家、7LDKの第一段階です。

明日は埋め戻しと床の工事に進むそうですが「寸法間違い」の無いよう目が離せません。

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The Kite.

夕べ、真夜中から今日の午前中までまたもや停電でした。エアコンが使えないので海岸に凧揚げに行ってきました。その凧はサイクロン通過後の停電の時間とかの暇な時に強度計算から始め設計図から作った自作のものです。材料は竹とココナッツの葉の芯など、全てローカルのもので和紙の替わりにビニール製の薄いテーブルカバーを貼りました。

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このお絵かきは、ナタンドラで見たHAWKの模様のコピーですが多少翼端部分での空力負荷を増やしてあります。

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主桁は翼端の手前で切断し、翼端部分の空力負荷増加に対して曲げとねじれに対する剛性を落とした設計です。これによって突風やホイップアクションに対して翼端部分がしなって抵抗を減らします。(「見ため重視」で上反角はなるべく小さくしたかったための設計上の工夫です)

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試験飛行はフィジーの隠れ家、Rondezvous Beach。最初は風が弱くなかなか離陸しませんでしたが正午近くなって陸からの風が出てきてフライト開始。設計通りの操縦特性で大満足でした。

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高度は50mほど、順調です。

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風が呼吸する合間を見て、静かに降下させ海側に誘導して無事着陸。

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作者大満足の試験飛行でした。

 

 

 

フィジーのサイクロン

TV などですでに報道されている通り、南半球で史上最大級のサイクロン「Winston」が20日に恐ろしい傷跡を残しフィジーを包み込み通過していきました。雨と風がものすごくまったく経験したことのない状況でした。雨は消防隊の一斉放水をはるかにしのぐ莫大な雨量で、風は最大で「時速350km」に相当する90m/秒です。例えれば離陸直後のジェット機の窓を開けて首を出したようなもの。巨木が何本も倒れているのも納得です。

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鉄骨構造の商店でもこの通り、木造が多い民家では樽が破裂したような有様です。

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(フィジー政府広報ページより転載)

サイクロン通過から1週間経ちましたが復旧作業の安全対策でしょうか、日中の停電は続いています。

離島のリゾートでは施設が破壊されていて、あの有名な「マナ・アイランド・リゾート」が2か月の閉鎖を宣言しました。フィジーの復旧はまだ時間がかかりそうです。・・・離島の島民は元気そうですが・・・

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(フィジー政府広報ページより転載)

メルボルンの海の幸

メルボルンは南極に近い冷たい海水で育った海の幸が豊富です。例えば牡蠣がそうですね。昔の任地だった宮城県の牡蠣を思い出して、生の牡蠣を見つけて早速市場で食べました。レモンはサービスでつけてくれたので、もう最高です。

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日本の物に比べると少し小さめに感じますが、実は殻のくぼみがとても深くずっしりと感じます。剥きたてのフレッシュを、つるんといただきました。やっぱり美味しいですなぁ。「海のミルク」とはよく言ったものです。

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活アワビもあったけど、牡蠣のほうが良かったなぁ。

ほかのものでは、蒸したエビがkgあたり25ドルでこれが素晴らしく美味しいのです。

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フィジーではなかなか味わえないものばかりでしたので、3日間その市場に通い続けましたとさ・・・・ワッハッハ・・・