KJH76712の日記

南国フィジーに移住しての話題をお伝えします。

Why Fiji?.

「なぜフィジーに」って

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よく聞かれましたが、簡単に言うと「三択の結果」だったのです。地方の製油所に長く勤務していて、十六年前に突然横浜の本社勤務になり慌てて神奈川県民になって一応の横浜では一等地と呼ばれる場所に生涯二軒目の家を買って定年まで仕事を続け、年金が頂ける年齢に達したところで考えたのでした。

「定年退職」したら通勤を考えずに済むと思うと、こんな便利のいい家は無駄になるかも。息子との同居も考え、寝室を四つも作ったけどずぅっと空室だし。なら、この家を売ってどこかに行こうか。・・・ってことに。

 

まずは、国内でいろいろと物色しましたが日本政府の将来性が雲行き怪しく、かつ特段魅力のある場所も見つからず、究極の「三択」となったわけです。必要条件としては暖かくて海のきれいな所。第一候補となったのは20年来通い続けたパラオ。次がオーストラリアのケアンズ。そして、1995年に初めて渡って楽しかったフィジーが候補に挙がったのでした。

 

まず、今夜は第一候補だったパラオについて検討の経緯をお話ししましょう。パラオは昔からの親日国で、知人も多くいてある程度の人脈ができていました。しかし、実際に移住のための調査を続けると、人口が二万余人のパラオにお隣の赤い国が猛烈に進出していて不動産の価格高騰は目に余るものがあり、そのうちに国旗の色まで変わるのではとの勢いで「赤い国化」が進んでいたらしいのです。

 

パラオの宿命である島国であり、なかなか平坦な土地の無いところに、ドーンとお金にものを言わせて「投資と言う名の侵略」がはびこっているとの情報で、私の財力では到底そこに割り込むことできないと判断した次第であります。

日本も気を付けなければ。

脚注:パラオは観光収入が主な財源で、農業がなかな定着せず食料や生活必需品のほとんどは輸入に頼っているのが現状で、物価もさほど安いとは言えませんでした。例えばガソリンが同じ位(1ガロン当たり5.4ドル)。通貨は米ドルで地ビールが2ドル以上します。・・・よって、総合判断で残念ながらドロップ。写真は、餌付けされた小型のサメを「おいしそう」って追い回す赤い国からの団体さん。パラオの海の美しさは文句なしでトップクラスなのですが、最近その隣国からの密漁船が「フカヒレ」狙いでサメを乱獲しその数が激減しました。乱獲(密漁)の方法が悲しいことに餌を恐れない保護された禁漁区域のサメを釣って金になるヒレだけを切り取って、かさばる胴体は海に投棄するのです。泳げなくなったサメは苦しんだ末に他の魚の餌になるのです。  Jack/