拙宅の着工
今月下旬になってやっと、拙宅の新築工事が始まりました。まずは整地から始まって敷地境界の確認と原寸でのマーキングと順調に進み、基礎工事となりました。ここ、フィジーでも地鎮祭らしき催しがあって礎石を埋める際には少し緊張しました。
基礎工事はいとも簡単で幅40センチのバックホーで溝を掘って、そこに直に鉄筋を敷いてコンクリートを流し込みます。地盤が粘土質で非常に硬いため、地盤が直角に掘れます。ですから、型枠が要らないのです。
この上に、ブロックを敷きならべてゆくのですが楽しそうに談笑しながらあっという間に何段か仕上げていきます。と、そこまでは良いのですが二手に分かれて進んでいたチームが合流するところで段差ができてしまいました。寸法間違いでしょうか、どうするのか見ていると段差の分は型枠を組んでコンクリートを流していました。大丈夫なのでしょうか?。監督に聞けば「Do'nt worry」とのこと。
日本ならばブロックを使ったりしませんが、これがフィジーの最も一般的な建築方法と聞きました。地盤は確かに日干しレンガのごとく硬いので大丈夫なのでしょう。
我が家、7LDKの第一段階です。
明日は埋め戻しと床の工事に進むそうですが「寸法間違い」の無いよう目が離せません。
The Kite.
夕べ、真夜中から今日の午前中までまたもや停電でした。エアコンが使えないので海岸に凧揚げに行ってきました。その凧はサイクロン通過後の停電の時間とかの暇な時に強度計算から始め設計図から作った自作のものです。材料は竹とココナッツの葉の芯など、全てローカルのもので和紙の替わりにビニール製の薄いテーブルカバーを貼りました。
このお絵かきは、ナタンドラで見たHAWKの模様のコピーですが多少翼端部分での空力負荷を増やしてあります。
主桁は翼端の手前で切断し、翼端部分の空力負荷増加に対して曲げとねじれに対する剛性を落とした設計です。これによって突風やホイップアクションに対して翼端部分がしなって抵抗を減らします。(「見ため重視」で上反角はなるべく小さくしたかったための設計上の工夫です)
試験飛行はフィジーの隠れ家、Rondezvous Beach。最初は風が弱くなかなか離陸しませんでしたが正午近くなって陸からの風が出てきてフライト開始。設計通りの操縦特性で大満足でした。
高度は50mほど、順調です。
風が呼吸する合間を見て、静かに降下させ海側に誘導して無事着陸。
作者大満足の試験飛行でした。
フィジーのサイクロン
TV などですでに報道されている通り、南半球で史上最大級のサイクロン「Winston」が20日に恐ろしい傷跡を残しフィジーを包み込み通過していきました。雨と風がものすごくまったく経験したことのない状況でした。雨は消防隊の一斉放水をはるかにしのぐ莫大な雨量で、風は最大で「時速350km」に相当する90m/秒です。例えれば離陸直後のジェット機の窓を開けて首を出したようなもの。巨木が何本も倒れているのも納得です。
鉄骨構造の商店でもこの通り、木造が多い民家では樽が破裂したような有様です。
(フィジー政府広報ページより転載)
サイクロン通過から1週間経ちましたが復旧作業の安全対策でしょうか、日中の停電は続いています。
離島のリゾートでは施設が破壊されていて、あの有名な「マナ・アイランド・リゾート」が2か月の閉鎖を宣言しました。フィジーの復旧はまだ時間がかかりそうです。・・・離島の島民は元気そうですが・・・
(フィジー政府広報ページより転載)
メルボルンの海の幸
メルボルンは南極に近い冷たい海水で育った海の幸が豊富です。例えば牡蠣がそうですね。昔の任地だった宮城県の牡蠣を思い出して、生の牡蠣を見つけて早速市場で食べました。レモンはサービスでつけてくれたので、もう最高です。
日本の物に比べると少し小さめに感じますが、実は殻のくぼみがとても深くずっしりと感じます。剥きたてのフレッシュを、つるんといただきました。やっぱり美味しいですなぁ。「海のミルク」とはよく言ったものです。
活アワビもあったけど、牡蠣のほうが良かったなぁ。
ほかのものでは、蒸したエビがkgあたり25ドルでこれが素晴らしく美味しいのです。
フィジーではなかなか味わえないものばかりでしたので、3日間その市場に通い続けましたとさ・・・・ワッハッハ・・・
ちょこっとオーストラリアへ
錦織君の応援に、9日間ほどオーストラリアのメルボルンに行っていました。現在、真夏ですが南極に近いので、朝晩は12℃あたりまで冷え込みます。一方、日中の日向は30℃超えでジリジリと照り付けます。着るものの選択が難しいです。
快晴のロッドレーバーアリーナのブルーが南半球の夏に映えます。
この一見怖い勝負顔は「シャラポワ」、迫力あるサーブです。
一方、対するは女王「セリーナ」。真剣勝負の厳しさが伝わってきました。
そして、われらの錦織君は・・・
王者「ジョコッビッチ」にストレート負け。今シーズンの今後が心配ですねぇ。
がんばれ「Kei!」
さ、次は国枝選手を応援しに行ったら、こちらも準々決勝で残念なことに。
やっと、上地選手が勝利してくれました。
・・・勝負の世界は厳しいようです・・・
あとは、久し振りのメルボルンを味わいましょう。
先祖の足跡
「First Landing Point」という場所があって、なんでも紀元前1500年に初めてFijiに上陸したというご先祖さまの足跡があるというので本日行ってきました。その足跡はかなり大きなもので、地上からは判りにくいので、とあるサイトのお写真をUPしました。
どうやら、左足のようです。「外反母趾」の傾向はないようです。薬指のあたりに見えているボートが30ft級のボートですから、140mほどあります。「土踏まず」に当たる部分は盛り上がっていてココナツが植えてありましたから「偏平足」ではなかったようです。身長を推定すると900m位になるでしょう。そう言えばこの国には「もっとでかい巨人が寝たきりになってそのまま山になった」とかいう伝説もあるとか。今日は、妙に納得の一日でした。
このゲートが足跡への入口で、長い廊下を進んでいきます。海岸に向かってしばらく歩くとバーのある広い御庭があって、その足跡とご対面です。
「BULA」とはフィジー語で日常的に使われている歓迎のあいさつです。
さて、「足跡島」に向かいましょう。
写真上の右端に見えるのが、小指でしょう。
やはりでかいですね。この巨人の爪切りを想像すると怖いものがあります。
ここが「土踏まず」にあたる場所と思います。ちゃんと「もっこり」しています。
っと、まぁそれだけのものでしたが一度は来てみるのもよいでしょう。ちなみに暑かったせいか海岸には誰もいませんでした。
さて、先ほど書きました「バー」ですが、これはまた情緒あるカウンターで私好みの造りですね。・・・ちょこっと高いけど。
車でしたのでビールは諦め、お隣のVUDAマリーナでカプチーノをいただきました。これが美味しくて、しばらくコーヒーの香りと通り抜ける風を楽しんでいたら手ごろなダイビングボートが沖から帰ってきました。
かなり年式は古い感じですが好い感じ。全体を化粧直しして個人用のボートにちょうど良いかなぁ、って即値段の交渉に。
・・・結果はお楽しみってことで・・・Jack/
Vuda Marina
ビセイセイ村をあとに少し走ると目立たない分岐点があって「First Landing Point」と描いた標識があるところで左に入ると、丘に登っていくような感じの舗装されてはいますが少し狭い道になります。緩いカーブを曲がると急に視界が開け、海が見えます。あんまり美しいので180度のパノラマを撮ってみました。
こんな感じで、左右の端に見えている道路はまっすぐにつながっている同じ道路です。ちょうど180度になりました。(地球は丸いって判りますか?)
ここからさらに進むと、左手に石油タンクが見えてきてさらに進むと、Marinaへの入口が見えてきます。ここからが別世界です。
村とは全く違う高級リゾートがドッカーンと現れました。ちょこっと羨ましい光景に、うっとり。すると、どちらにお出かけなのかファミリーらしい個人所有ってな感じのヨットが出航していきました。
この写真の左に見えるのが、レストランと三角屋根がバーになっていてなかなかの雰囲気を出していました。
さっそく、行ってみるとこれまた良い景色が。
とにかく、敷地の使い方が半端なくリッチ!。こういう設計をするための必要な条件を「リッチ条件」と言います、セニョール?。この日、仮住まいに戻って、ひそかに「ロト7」を購入しました。
・・・祈りましょう・・・ Jack/