凍える寒さのフィジーでは
真冬の南国では、朝は20℃ほどにまで冷え込んで、タイルの床では足が凍える。
実際スーパーでは毛糸の靴下や耳まで隠れる帽子が売られている。
街ではフリースのパーカーなんて見るし女性もレギンズを使っていて、私も長袖と長ズボンをクローゼットから出した。
さて、そんな毎日であるがまたまたバナナにつぼみが付いた。
バナナの葉は、こうして細く長く伸びてきて開いていく。
さて、昨日突然にその中心に出てきたのが花の蕾だ。
まるで恐竜の頭のような大きな紡錘型の蕾はこれだけで数キロはあるだろう。
夕方頃になると、これがちょっと傾いてくる。
この時が大事で傾きの反対側に、ロープで引っ張ってやる。こうしないとバナナの幹が折れてしまうことがあるからだ。
バナナの房は40kgほどにもなる。
夕方には大分首を垂れて、挨拶らしくなってきた。
夕刻に
なるともう「最敬礼」の姿勢になってくる。面白いものだ。
翌日には徐々にガクの部分?が開いてきて、バナナの房へと変身する。
食べられるように熟すには約3か月かかるが、天然の状態での完熟バナナはとても美味しい。